パチンコを打つときに、必ず必要になることが釘を見るという行為だ。
この釘を見る行為の事を、「釘読み(くぎよみ)」や「釘見(くぎみ)」という。
釘読みの技術はパチンコで勝つためには必要なことで、もっとも基礎的な技術の一つだ。
それほど難しい技術ではなく、誰にでも身に付けられることなので安心して欲しい。
日常生活で例えると、「自転車に乗れるようになる」ぐらいのことだ。
この記事では、釘読みの基本的なことを解説していく。
釘読みが必要な理由
釘読みが必要な理由は、自分が今から打つ台に期待値があるかどうかを判断するためだ。
パチンコで勝つためには、期待値のない台にお金や時間を使うことを、なるべく避けなければならない。
釘読みは、台をふるいに掛けて期待値のない台を排除する役割を持つ。
これと同じようなことは、データロボサイトセブンでも可能だ。
しかし、精度と手間の掛からなさが、圧倒的に釘読みの方が上になる。
逆に釘読みができるようになったうえでデータロボサイトセブンを使うと、更に一歩踏み込んだ使い方もできるようになる。
釘の見方を解説
釘読みを身につけるコツは、繰り返し釘を見て慣れることだ。
釘読みを習得するのには慣れが必要というだけのことなので、たいして難しいことではない。
それでは、具体的な釘の見方を説明していこう。
釘読みの全体像
釘読みは、基本的に玉が通って欲しいルートの分岐点となる部分を見ていく。
盤面に打ち出されたパチンコ玉は、「上から下」へ、釘の間隔が「広い方」へと流れていく。
これが基本となる考え方で、釘を見るときの判断材料になる部分だ。
パチンコ玉は、通常時はレールから飛び出しぶっ込み付近にあたって落ちていく。
そして、液晶の左側の寄り釘を通って風車から斜め右にあるヘソと呼ばれるスタートチャッカーへと流れていく。
大切な部分は寄り釘とヘソで、主にここを重点的に見ていこう。
大当たり中は、アタッカーに向かって玉が流れるルートが大切になってくる。
電サポ中は、スルー周りやヘソの下にある電チュー周りの釘が大切だ。
これらの分岐点をそれぞれ見ていくだけなので、それほど難しいことではない。
ヘソ釘(スタートチャッカーの釘)
ヘソの釘は、日常的にパチンコ店が調整する部分だ。
この部分は、微妙な調整をするパチンコ店も多い。
そのため、打ち手側もシビアな判断が要求される。
釘を見るときは、まずは通路を歩きながら両目で見てみよう。
次に、椅子に座って片目(利き目)で見る。
二本ある釘のうち、片方の釘の端をその下のプラスチック部分の端に合わせて、もう一方の釘の位置のずれ具合で確認する。
このとき、同じ位置から釘を見ないと、ずれてしまうので注意しよう。
しかし、だからといって、台のガラスに頭を付けて見るといったことは避けた方が良い。
そんなことをしなくても、いつも同じ姿勢で座っていれば問題なく見ることができる。
パチンコで勝つためには、なるべく目立たない振る舞いをする方が後々有利に働く。
わざわざ自分から目立ちに行くようなことは、避けた方が良い。
入店する前から、目立たない振る舞いをするということを意識しよう。
寄り・道・ワープ・出玉周りなどの釘
ヘソ釘に対して、寄り釘、道釘、ワープ、出玉周りの釘を日常的に調整するパチンコ店は少ない。
一度いい調整の台を覚えてしまえば、次からはヘソが開いたらその台を打てばいい。
もちろん、ヘソ以外の釘が変わっていないかの確認は必要だが。
寄り釘、道釘、ワープ、出玉周りの釘は、基本的に両目で確認する。
見る部分は、高低差や釘の向きといったところだ。
一律でヘソが開いているパチンコ店なら、寄りや道、出玉周りの釘が他より良い台を打つ。
釘の見方:応用編
基本的な釘の見方が分かったら、それを実戦に応用しよう。
釘読みは、打つ台を探すために必要な作業だ。
打つ台を探すためには、釘の比較も必要になってくる。
横の比較
まずは、横の比較を覚えよう。
横の比較とは、横の台と比較していき、一番良い釘の台を見つけ出す作業だ。
主に見るべきところは、ヘソや寄りになる。
特にこの部分の釘は、大きく違うことが多い。
一律調整が当たり前になった昨今でも、ちゃんと釘を見てみると意外と違うことが分かるはずだ。
この釘の違いを見付けることが、とても重要な作業だ。
縦の比較
次に、縦の比較を覚えよう。
縦の比較とは、日にちをまたいだ釘の比較になる。
見るべきところは主にヘソ釘で、イベントの時にヘソを開けてイベントが終われば通常釘に戻す店が多い。
その違いが分かるようになれば、釘が開いたときだけ打てばいいのだ。
月に数回あるようなイベントでは、釘の開け幅が違ったり開いていない日もあったりする。
縦の比較ができるようになると、店の懐事情も見えてきて面白くなってくるぞ~www
まとめ
釘読みを習得するためには場数が必要だ。
パチンコ店に行ったら、まずは釘を見るという習慣をつけよう。
最初は違いが分からなくても、だんだんと分かるようになってくる。
しかし、意識的に釘を見ていないと、ずっと釘読みが分からないことになる。
釘読みができない人の大半は、釘を見ていないか見ようとしていない人がほとんどだ。
見るようにするだけで、あとは場数で習得できるので諦めずに頑張ろう。